OBSの配信画面の画質が悪いんだけどこれってどうやったらよくなるの!?
今回はこんな悩みについて解決します。
そもそもOBSってなに!?
OBSは「Open Broadcaster Software」の略で、オープンソースかつ無料で利用できる、高機能なライブストリーミングおよび録画ソフトウェアです。
OBSは、コンピューター上での画面キャプチャ、ウェブカメラの入力、オーディオの録音などを組み合わせて、ビデオやオーディオのライブストリーミングや録画を行うためのソリューションを提供します。
主な用途としては、ゲームのプレイ動画のライブストリーミングや録画、オンライン会議やウェビナーの配信、チュートリアルの制作などがあります。
OBSはプロフェッショナルな機能を備えつつも、ユーザーフレンドリーで使いやすいため、多くのユーザーに利用されています。
OBSの主な機能
- 複数のソースの統合: 画面キャプチャ、ウェブカメラ、オーディオ入力など、複数のソースを組み合わせて配信や録画ができます。
- エンコーディングとビットレートの設定: 映像と音声のエンコーディング設定を調整し、ビットレートを制御して高品質なストリーミングを実現できます。
- シーンとソースの管理: シーンと呼ばれるプリセットを使用して、異なる配置や設定の画面構成を簡単に切り替えることができます。
- プラグインのサポート: OBSはプラグインをサポートしており、ユーザーは様々な拡張機能を追加して機能を拡張することができます。
- クロマキー: グリーンスクリーンなどを使用して、背景を透明にするクロマキー機能が利用可能です。
OBSの画面がぼやける原因ってなに!?
解像度の設定が低い
OBSのキャンバスや出力の解像度が低い場合、画面がぼやけることがあります。
解像度を適切に設定して、モニターや配信先に合わせることが重要です。
ビットレートの低さ
OBSでのビットレートが十分でないと、動きが多い場面や細かいディテールが失われ、画面がぼやけることがあります。
ディスプレイの設定
モニターの解像度やディスプレイドライバの設定が正しくない場合、OBSでの画面がぼやけることがあります。
ディスプレイの設定を確認し、適切に調整してみてください。
GPUの設定
OBSがGPUを利用している場合、GPUの設定が正しくないと画質に問題が生じることがあります。
OBS 適切なGPUの設定
- OBSのバージョンの最新化
- 常にOBSを最新のバージョンにアップデートしてください。新しいバージョンでは、安定性やパフォーマンスの向上に寄与する変更が行われることがあります。
- GPUの選択
- OBSはCPUとGPUの両方を使用して処理を行います。適切なGPUを選択することが重要です。多くの場合、デスクトップPCやノートパソコンには専用のGPU(NVIDIAやAMDなど)が搭載されています。OBSの設定画面で、ビデオ設定セクションから使用するGPUを選択できる場合があります。
- エンコーダの設定
- OBSでは、エンコーダとしてx264(CPU)やNVIDIA NVENC、AMD VCEなどが利用できます。GPUをエンコーダとして利用する場合、ビデオ設定から適切なエンコーダを選択します。一般的に、NVIDIAのGPUを搭載している場合はNVENC、AMDのGPUを搭載している場合はVCEがおすすめです。
- ビデオ設定の解像度とフレームレート
- OBSのビデオ設定で、解像度とフレームレートを適切に設定します。これは配信や録画の画質に大きな影響を与えます。通常、配信先のプラットフォームや視聴者の帯域幅に合わせた解像度とフレームレートを選択します。
OBSの画質が悪い5つの原因
- ビットレートの低さ: 録画時に使用されるビットレートが十分でないと、画質が劣化することがあります。ビットレートは画質とファイルサイズのバランスをとる重要な要素で、十分なビットレートを設定しないと、動きが多い場面や細かいディテールが失われ、画質が低下します。
- エンコーディング設定の不備: OBSのエンコーディング設定が不適切な場合、画質に影響が出ます。エンコーディングの設定は、ビットレートだけでなく、プリセット、プロファイル、キーフレーム間隔なども重要です。これらの設定が適切でないと、画質が劣化することがあります。
- 解像度の不一致: OBSでの録画の解像度が出力先や視聴者のデバイスの解像度と一致していないと、画質が劣化することがあります。解像度の一致を確認してください。
- CPUやGPUの負荷: 録画中にコンピューターのCPUやGPUが高い負荷になっている場合、エンコードが遅れて画質が低下することがあります。コンピューターの性能が不足していないか確認しましょう。
- 適切なコーデックの選択: 使用しているコーデックが適切でない場合、画質に問題が生じる可能性があります。主にH.264やH.265などが使用されますが、設定やプロファイルによって品質が変化します。
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