ファンシーラット　繁殖をさせるとき注意すること

ファンシーラットについて

ファンシーラットの平均寿命は2〜4年です。

ラットは、6〜8週で子供が産めるようになるので雄と雌は早い時期にわけたほうがいいでしょう。

１回の出産で3~12匹ほどの子供を産みます。

雌は4〜5日ごとに発情（約24時間）します。これがネズミ講となどと例えられている理由です。

今のファンシーラットはいろんな品種がいてとてもカラフルで、つるっぱげ(スキニー)のラットなどもいます（笑）
基本的に雌より雄のほうが大きく、穏やかな性格をしています。雌はオスより活発的で攻撃ていな性格の傾向があります。

詳しくはこちらの記事でファンシーラットについて

繁殖は簡単

ファンシーラットの繁殖はあなたが思っているよりも容易にすることが可能です。

1. 生後5か月～7か月の雄と雌のラットを用意し同じケージに入れ飼育します。
2. 交尾が完了した場合雌の陰部に膣栓が出るので確認ができます。
3. 交尾後は移動させてもかまいませんが、赤ちゃんが生まれてからのケージの移動は避けてください。

あまりにも簡単なので殆どの方が予定していたより増加し、飼育に困っています。

今回の記事ではそうならないための事前情報を執筆しました。

比較的簡単に書きましたので最後までご覧ください。

ファンシーラット　多頭飼いでの子育てで失敗しない方法

ファンシーラット雄と雌同じゲージ内で繁殖～16日までの記録

ファンシーラット　繁殖をさせるとき注意すること

ラットの繁殖を始める前に何匹増やすか決める

まず繁殖させる前になぜ繁殖したいのかを考えてください。

もし、餌や販売用に繁殖する予定の場合でも適切なケージ、床材、餌など先に用意しておく必要があります。ただ、ペットとしての飼育よりは金額を抑えることができます。

多頭飼育でペットととして飼育する場合は以下を参考にしてください。

• お金　【40匹飼育で月15000円】
• ケージ　【合計で４畳程】
• 時間　【毎日１時間以上はお世話】

私自身ラットを40匹近く飼育していますがかなり大変ですし、twitterやジモティーなどで里親を定期的に募集している飼い主を見かけます。

10匹以上飼育できる自身がなければ繁殖はしないほうが良いでしょう。

ラットのケージを確保する。

ラットは1回の出産で10-12匹くらいの子供を産むので繁殖を始める前にケージを用意するようにしてください。

現状それが出来なくラットの里親募集をしている方が非常に多くいます。

ラットは餌としても有名な生き物です。

もしがケージや時間、お金を確保出来なく里親に出した場合
ラットが爬虫類や猛禽類の餌になる可能性は高いです。

遺伝子が遠いラット同士を交配させる。

同じペットショップで飼ったラットでの交配は避けてください。

ペットショップは１つのブリーダーから仕入れるケースが多くあります。
ですので多くのラットが兄弟や遺伝的に近いラットが販売されています。

遺伝的に近いラット同士での交配は弱い個体が生まれる可能性が高く、別のショップや里親募集などからパートナーを探すようにしてください。

繁殖させたいラットの年齢を考える。

ラットは性的成熟になるまで繁殖することはできませんが個体差がありかなり早い時期に成熟するラットもいます。

ただ、最も良いのは5~7ヵ月のラットです。
若すぎるラットは出産時の傷が再生できない可能性があり、高齢のラットは合併症や不妊症である可能性があります。

実験では生後１５～１８ヵ月で繁殖力が低下する傾向にあります。
また、１２ヵ月以上のラットは抵抗力が衰えている可能性があり、弱い個体が生まれる可能性が上がります。

ラットが健康かどうかチェック。

繁殖すると決めたラットが病気をもっていたり元気(活発)に動かなければそのラットで繁殖することはお勧めしません。
ラットが健康かどうかは以下で確認してください。

• 毛並みにつやがあるか
• 体重は適正なのか
• よく遊んで活発かどうか
• 肛門周りは綺麗かどうか
• 目の周りは綺麗か

性格を考える。

ある程度性格は遺伝します。

飼い始めてびっくりしたことなのですが
一番ビビりなラットの子供たちは全員ビビりで触っただけでｷｭｰｷｭｰおびえて鳴くほどです。

勿論他の性格も同じように
噛み癖がある子なら噛み癖がある子が
攻撃的な子からは攻撃的な子が

無いとは思いますがラットの世話をやめた場合ラットは生きていけません。
生涯付き合えるパートナーを探すのであれば
自分好みの性格ではないラットは避けたほうが良いでしょう。