宅建で権利関係が難しいから捨てても合格できるって聞いたんだけど本当??
今回はこんな問題を解決します。
宅建の権利関係は法律科目なため法律初学者には非常にキツい勉強になります。
それでも14点の権利関係を捨てるというのは試験合格から遠ざかる原因にはなります。
捨てるのではなく、『ポイントを絞る』ということを理解してください。
法律学部卒業してる人でも難しい論点などもあります。
そんなところに時間を割いても出るか出ないかわからないし、出てきても1点です。
そういう部分は捨てて、点数の取れるところは頑張って勉強する!これが大切なわけです。
権利関係は捨てるべきではない
権利関係は難しく考えない方がいいです。
知らない判例など出てきても、基本的に『常識的な判断』が判例の結論になっています。
AさんがBさんの車を傷つけた、Aさんは弁償しないといけない。
当たり前のことですよね?
ここまでわかりやすい問題はなかなかありませんが、感覚を掴むきっかけになっていただけたら幸いです。
権利関係の出題傾向もある程度決まっています。
資格試験というのはそういうものなんです。
相手の弱点がわからず戦いに挑むより、火は水に弱い!など弱点わかってから勝負した方が勝率上がりますよね?
権利関係においての出題傾向は下記の通りです。
出題傾向
① 意思表示
② 物権変動
③ 代理
④ 抵当権
⑤ 不動産登記法
⑥ 区分所有法
⑦ 賃貸借
⑧ 借地法
⑨ 借家法
この中なら代理と物権変動が1番難しい内容になってきます。
いわゆる法律の専門的な内容が詰まってるため、初学者が理解するのに時間がかかります。
代理と物権変動に関しては、宅建合格した時は私もさっぱりでした。
司法書士の勉強をした時に、ようやく理解できた内容です。
そのため頻出なんですが、不動産登記や意思表示の勉強が出来なくなるぐらいなら捨ててもいいぐらいです。
代理と復代理があって、解任事由はこれ!など暗記の部分だけ覚えておけばOKです。
先に、不動産登記や借家法など暗記部分が強いところの勉強をして、後から代理と物権変動について勉強の本腰をいれましょう。
※わからなくてもいいので、代理と物権変動、他のところも必ず一読はしておいてください。
物事を全く知らないことと、知ってるという差はめちゃくちゃ大きいです。
権利関係の勉強するコツは??
まず第一に常識的感覚を理解することです。
BさんがAさんを騙して土地を買った場合
詐欺師Bが悪いので、Aは土地を返せ!など請求できますよね。
騙したBさんがCに土地を売った場合
Bさんが高飛びしたら、土地はAとCどちらになるか?という論点があります。
AとBの取引を取り消す前にCがBから購入していれば、取引前の第三者としてA、B間の詐欺について善意なら保護され土地はCの物になります。(民法96条3項)
本件事案において、法律上第三者Cを保護する理由として、全く知らないCと騙されたという落ち度のあるAを天秤にかけると、Cを保護してあげたいという気持ちがあるため、『善意』という要件付きで保護されるわけです。
あとは、テキストは必ず一読し、上記頻出分野を勉強することです。
わからないことは、わからない!と割り切って勉強を進める勇気も重要です!
法律は他のところを勉強した所で、腑に落ちる時がくる学問だからです。
騙されたと思って実践してみてください。
出題があっても捨てても良い問題
権利関係に関しては満点を狙う必要がありません。
14問中6.7点目指せばいいんです。
権利関係を一読して、『これはわかりやすい!』や『これなら簡単そう』などをきちんと落とさないように勉強します。
あとは、頻出順に勉強濃度を上げることです。
10年に1回しか出ないような内容は捨てて大丈夫です。
民法のテキストがわかりにくく具体例で理解を深めたい本
民法理解するために他のテキスト使うなら必ず噛み砕いた説明をしつつ、専門用語にリンクさせてくれてることが必要です。
また、おすすめの本!といって2017年など古い本は辞めましょう。
有名な学者の本なら価値はあるんですが、宅建合格には不要です。
個人的におすすめなのは伊藤塾の伊藤真先生の本です。
大学在学中に司法試験に合格して、弁護士やりながら現役の講師としても活動されてます。
本当にわかりやすく授業も面白い方なので、法律が苦手な人にもおすすめです。
私も伊藤真先生の本を読んで法律の世界にどっぷりハマることになりましたww
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