殆どの鳥は昆虫を餌にしているので、飼ってるペットにミルワームを与えるのは考えているよりもとても簡単です。新鮮なものや、乾燥したものどちらも昆虫は栄養価が高い餌になります。
ミルワームについて
ミルワームはゴミムシダマシの幼虫で簡単に飼育が可能で大量繁殖させやすい生き物です。
1~1.5cmの大きさの昆虫で、鳥の筋肉をつけるのに必要な豊富なタンパク源になります。ただカルシウムが少ないのでミルワームだけだとすごく偏った食事になってしまいます。
また、ミルワームは成虫になっても飛べず 私たちに害を与えることはありません。しかしミルワームを飼育して出た糞などを適切に掃除しなければ喘息などの呼吸器官の問題が報告されています。
ミルワームを食べる鳥
殆どの鳥はミルワームを好んで食べる可能性が高いです。基本的に雛の餌になるのは昆虫になります。なぜなら、昆虫のたんぱく質は健康な雛の成長及び発育に不可欠であるからです。ミルワームを食べる代表的な鳥類は以下の通りです。
- セキセイインコ
- 文鳥
- カナリア
- ヨウム
- カラス
- スズメ....
これらの鳥全てがミルワームを主食で食べることはありませんが、少なくとも雛などを育てるときにはミルワームなどの昆虫食を与えることが多いです。
またミルワームは鳥以外にも、マウス・ハムスター・ラット・ゴキブリ・カエル・カメ・トカゲ・などに食べられています。またミルワームを人間が食べている所もあり健康食品として最近取り上げられています。
ミルワームを鳥にあげる方法
ミルワームは生きている昆虫食としてや、乾燥・燻製した形で鳥にあげることができます。加工されたものよりは生きている状態が好まれミルワームのくねくねした動きは鳥を引き付けるのに役に立ちます。
生きているミルワームを上げる場合はそのまま手であげるか小さいプラスチックやガラスのさらのような透明な底が平面の浅い容器であげるべきです。
ガラスやプラスチックならミルワームが逃げ出すことはありません。ミルワームの幼虫は深さ1~2cmくらいの浅い容器でなければ逃げることはできません。加工されたミルワームであれば容器は特にこだわらなくても大丈夫です。
勿論ミルワームは完全食ではありませんので 種子 果物などと混合して与えミルワームは少量のみで提供するようにしたほうがいいでしょう。
1日1回小さな容器で餌を与えれば、鳥に治療薬を与えたり害虫などの発生も防げます。
こんなことはないとは思いますが人間が食べるために加工されたミルワームは絶対に鳥類には与えないでください。人間が食べることを目的としているものですので鳥類にとっては毒になる成分が含まれている可能性があります。
ミルワームを飼育する方法について
↑にて詳しく説明しています。
簡単に説明すると
ミルワームはどこのペットショップでも買うことが出来ますしamazonや楽天などのネット通販でも購入することができます。ただ毎月数百匹を食べるペットを飼っている方の殆どはミルワームを繁殖させています。ミルワームを繁殖させるのはとても簡単ですので是非取り組んでみてください。
まずミルワームを育てるには 浅いケースを用意する必要があります。だいたいダイソーなどの100円ショップに売っているようなもので十分です。
その中にふすま粉やパン粉など幼虫の栄養源になるものをいれます。またレタスやリンゴ・キャベツなどはミルワームの水分源になり適切な湿度を維持する役目もはたします。
ミルワームの最初の収穫はだいたい2~3か月かかります。また死亡率を抑えないと効率的に増えないので餌や床材などは腐らせないように注意してください。
新鮮なミルワームはすぐに鳥にあげるか冷蔵庫にいれて保存することもできます。(冷蔵庫にれると仮死状態になります) また次の世代の幼虫を繁殖させるには成虫のミルワームが数匹必ず必要になりますので飼育してください。
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