宅建といえば不動産!不動産といえば宅建!みたいなイメージが強いんだけど、他にも活用することってできるの??
今回はこんな疑問を解決します。
不動産に就職するために宅建を取得するという話はよく聞きますが、実は「銀行」にも就職が有利になります。
本当に銀行で宅建って使うの!?と疑問になるかもしれませんが、実際に銀行との取引もあり不動産会社に就職して4年の私が詳しく解説します。
宅建とは
不動産会社での取引は非常に高い買い物になります。
不動産会社間の取引以外は、顧客の多くは不動産売買経験が少ない方が多いため、専門知識がないことから不動産屋に有利な契約を結んでしまうようなケースがあります。
そこで、顧客も納得して契約が結べるように、重要事項の説明をするのが宅建士です。
簡単に言えば、難しい法律用語や契約内容について説明してくれる専門家ということですね。
下記三つの内容については、宅建士の資格がないとできない業務です。
1. 重要事項説明
2. 重要事項説明書の記名・押印
3. 契約書の記名・押印
宅建資格は毎年15〜17%程度の合格率で、合格するのが難しい資格と言えます。
宅建が生かせる仕事は!?
不動産会社
一口に不動産会社といっても、実は幅広いです。
大きく分けると下記4つに分類されます。
- 不動産売買(ハウスメーカー)
- 不動産仲介(不動産と売りたい人、購入したい人を探しマッチングさせる)
- 不動産管理(マンションなどの管理(立ち合いや掃除・エレベーターの点検など)
- 不動産賃貸(アマパンショップなど)
タイムズなどの土地だけもあれば、ハウスメーカーなどの土地も建物の知識もいるような会社まであります。
私のところは割と変わっていて、「土地を仕入れて土地を売る」のがメインの会社です。
最近は、ハウスメーカーと同様に上物をセットにして売るようになりましたが。
土地を買ってくれる人は、エンドユーザーがメインですが業者間取引も多かったです。
自分たちの土地を売るため、重要事項説明書や契約書の作成・説明は仕事内容として多かったです。
分譲地などの場合は、1度作ってしまったら内容はほとんど同じなので書類作成も説明も慣れればそんなに苦ではありません。
銀行
大学生の時に宅建を取得したんですが、就活終わって教授と話をしていると「宅建取ったなら次就職するなら絶対銀行行き!」とよくいわれてましたが、当時は「なんで銀行??」って思ってました。
不動産会社に就職してから、銀行と取引することもあってその内容がよくわかりました。
銀行にもよるんですけど、不動産会社販売をしているところがあります。
名前は銀行なんですけど、やってることは私の不動産会社とまったく同じような感じです。
強いて言えば、額が大きな物件の話や競売の話が多いのでほぼすべてが法人相手になってると思います。
とある銀行の宅建士の方と話していた時も入社してから宅建士の勉強している人の合格率というのは非常に低いですねー。と話をしていました。
そのため、不動産販売している銀行なら宅建の資格はかなり優遇されると思います。
不動産会社は労働条件や給料についてピンキリなため、同じ不動産に携わりたい!や宅建手当が欲しい!ということであれば銀行に就職するのをおすすめします。
社会人が宅建を取得するなら資格スクールがおすすめ
不動産会社に働きながら宅建に合格したという話は少なくとも私の周りで聞いたことがありません。
周りに4人ほど受験者いますが4年間合格したのは0人です。
勉強はダラダラ年月がかかるほど合格から遠ざかってしまいます。
私はろくに勉強もしたことがなく法律の勉強も初めてだったので、毎日7時間以上勉強していました。
勉強しながら常に勉強効率の良い方法はないか色々試したり、宅建試験攻略方法を調べたりなど単純な勉強以外でもかなり時間を浪費しました。
そのため社会人の人はただでさえ時間を取ることが難しいと思うので、資格スクールにお金出すの嫌だ!という人も1年間だけ!と決めてスクールに通うのをおすすめします。
宅建に合格さえすれば、最低でも平均月2万の手当もらえるので1年間働けば受験費用は回収できます。
1年合格が遅くなったら24万円貰えたはずなのでもらえなくなるなら早いうちに合格する方がいいです。
資格スクールに通えば勉強スケジュールも試験対策も考えずにいわれたことを注意して、必要な知識を覚えることに集中できます。
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