仲介手数料は0.5ヶ月分と法律で決められているため賃貸契約するときは注意しよう

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意外と知られていない賃貸物件を借りる時の注意点! 仕事

 

 

今度一人暮らしをする際に、仲介不動産屋から手数料で1か月払ったんだけど、半分でよかったって本当!?

 

 

 

今回は実際には、賃料の0.5ケ月分で良いのでその理由を解説します。

 

 

いまだに知らない人が多いためか1か月分要求されることが多いです。

 

この前賃貸契約したけど、1か月分払ったぞ!

 

こんな人もいると思いますが実際には半分が上限です。

 

不動産会社が1か月分請求できるといっても、貸主、借主それぞれから0.5ヶ月分を請求することによって1ヶ月分を手にすることができるということです。

 

借主が1ヶ月分を支払うと最低でも1.5ヶ月分を不動産会社が手にしていることになります。

 

 

そもそも宅建業法という法律で仲介手数料(賃借契約)として請求できるのは「原則賃料の0.5ヵ月分(正確には賃料の0.54ヵ月分)」そして「上限1ヵ月(正確には賃料の1.08倍)」と定められています。

 

そのため1ヶ月分請求された場合は、違法ということになります。

 

第四十六条 貸借の媒介に関する報酬の額

宅地建物取引業者が宅地又は建物の貸借の媒介に関して依頼者の双方から受けることのできる報酬の 額(当該媒介に係る消費税等相当額を含む。以下この規定において同じ。)の合計額は、当該宅地又は 建物の借賃(当該貸借に係る消費税等相当額を含まないものとし、当該媒介が使用貸借に係るものであ る場合においては、当該宅地又は建物の通常の借賃をいう。以下同じ。)の一月分の一・〇八倍に相当 する金額以内とする。この場合において、居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方 から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たつて当該依頼者の承諾を得ている 場合を除き、借賃の一月分の〇・五四倍に相当する金額以内とする。

引用:宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額/国土交通省

 

ただし、これは原則両者から1ヶ月分もらえるということで例外もあります。

 

例外は“借主の承諾があれば”どちらか一方から上限1ヵ月分をもらうこともできます。

 

「借主の承諾」というのは、賃貸契約書の中で「報酬」についての項目で「賃料の1ヵ月分を支払うことに承諾する」といった一文が入っていてその契約書に署名・押印したら承諾したとみなされてしまいます。

ただし、それでも両者から1ヶ月分が仲介業者の報酬上限になりますが、貸主からも貰っているというケースが多く問題になっています。

借主側からすると、オーナーと接触することがないため報酬を支払っているのかどうかが不透明な部分になります。

そのため悪用する業者が多いわけです。

 

 

 

 

 

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「仲介手数料は原則0.5ヵ月分」「手数料の一部返還」判決

「仲介手数料は原則0.5ヵ月分」「手数料の一部返還」判決

実際に裁判になり借主の請求が認められ仲介手数料の返還された事例があります。

賃貸住宅を借りた際に、家賃1カ月分の仲介手数料を支払った借り主の男性が「原則は賃料0.5カ月分だ」として、仲介業者の東急リバブル(本社・東京都渋谷区)に手数料の一部返還を求めた訴訟で、東京地裁(大嶋洋志裁判長)は「業者が男性から承諾を得ていなかった」として男性の請求を認めた。

引用:毎日新聞

 

賃貸契約する際に、「仲介手数料を0.5ヶ月分にしてくれ!」といっても「なら他にどうぞ。」といわれることが多いと思います。

 

しかし、賃貸不動産のほとんどが「レインズ」などのサイトに登録されている物件を紹介しています。

違う不動産屋にいっても同じ物件を取り扱っていることがほとんどです。

 

 

 

 

 

 

取り扱い物件が同じ仕組み

取り扱い物件が同じ仕組み

  1. オーナーが家借りたい人を探したい➡️レインズに載せる
  2. お客さんが借りたい!と申し込みに来る➡️条件に合うものをレインズから探す

 

「レインズ」というのは、「不動産販売サイト」みたいなものです。

地域や家賃などの条件を入れて、検索をかけると登録されてある物件がでてきます。

それを紹介しているのが賃貸不動産です。

 

もちろん、レインズ以外にもあるので必ずしも同じものを扱ってるわけではありませんが、1社しか扱ってない物件がある!というのは少ないです。

 

つまり、「ここの不動産会社ダメだな・・・」って思ったら他の不動産屋で契約すれば良いだけ!ということです!

 

 

悪徳業者の見極め方

基本的に、説明義務違反にならない内容については向こうから悪材料を出してきません。

 

「事故物件」➡️1度誰かが住むと説明義務なくなります。

  • 見分け方としては、他の物件との家賃相場が著しく低くないか。
  • 人気スポットなのに家賃3万とかだったら疑ってください。

 

必ず不動産屋に聞いてください!

 

嘘つかれた場合なら、契約解除や損害賠償などの請求もやりやすためです!

自分で確認したい人は「大島てる」というサイトで検索できます。

 

 

家賃の値段交渉やってくれるかどうか。

さらっと聞いてみたら頑張ってくれる人は割といます。

 

家賃高いところばかり案内してくるやつ➡️自分の報酬目当て

成約すれば、自分の歩合になる会社が多いため自分の報酬目当てで案内してくるやつもいます。

 

 

 

重要事項説明書の説明が雑!

不動産契約においては、宅建の資格持った人が説明しないといけないものがあります。

私の時もそうでしたが、免許の提示もしない。重説の説明もしない。

 

私の場合は、この物件じゃないと嫌だ!というのとその不動産屋以外取り扱っていなかった為しぶしぶ契約しました。

 

重要事項説明書を読む際は、宅建の免許を提示する義務があります。

きちんとしている不動産屋なら慣れ親しんだ業者間でも提示しています。

会社の品格を確認できる機会なので、気にしておきましょう。

 

 

これから一人暮らしを始める人へ

賃貸契約をしたことがない人のために、一人暮らしするときにかかる費用について先に説明します。

 

主なもの

  • 家賃2ヶ月分
  • 敷金・礼金
  • 不動産屋への仲介手数料
  • カギ
  • クリーニング代
  • 駐車場・駐輪所(シール)
  • 保険代

家賃5万のところで大体総額が20万は最低でもかかってくると思います。

 

これに、家具や引っ越し費用がプラスされます。

私が、引っ越しした際には、総額50万円飛んでいきましたww

 

一般的に最低資金は20万円と思ってもらって大丈夫です。

 

一人暮らしも初めてだったのでこんなにかかるのか・・・ってびっくりしましたw

 

学生の時に家を飛び出したいと毎日思って生活していましたが、親が止めてくるのも無理はないなって感じました。

 

1ヶ月の私の経費

家賃:6万円

水道代と電気代とガス代:合計7000円

食費:2万円

 

車を持つと車の維持費プラス駐車場代がかかってきます。

 

毎月10万円ぐらいは飛んでいく感じですね!

 

 

 

敷金を払わないといけない意味は!?

敷金というのは、契約期間中に滞納があった場合の家賃債務や、部屋を損傷させた場合の修理費の担保として、先に預けておくお金です。

 

賃貸契約というのは、契約終了時に元に戻して契約を解除します。という法律効果を帯びています。

 

つまり、床や壁に穴を開けてしまった場合、家を出る時には修復して元に戻してからでないといけないということです。

その時にかかるお金をあらかじめ契約の時に渡しておくのが敷金です。

 

家賃5万円、敷金5万円のところなら、初めの支払いが10万円かかります。

壁に穴を開けてしまって、修復に2万円かかるなら差し引いた3万円が家を出る時に返してくれます。

 

悪徳なところもだいぶ少なくなってるとは思いますが、本来なら1万で済む修理を2万などいわれて差し引かれることもあります。

 

なので、個人的には敷金のないところがおすすめです。

 

敷金の返還でもめて裁判沙汰になるケースも多くあります。

 

実際裁判費用の方がかかると思うので、泣き寝入りすることの方が増えるでしょう!

 

差し引かれがなく、多大な金額を請求された場合はリフォーム会社に無料で現地調査してくれるところに依頼すれば相場がわかります。

 

 

礼金を支払う意味ってなに!?

礼金は、部屋を所有する大家さんに対して、お礼の意味として支払います。

お礼なのであとから返してくれるとかはありません。

 

なんで、借りる分の金払ってるのにさらにお礼で払わなあかんねん!

私も昔同じように思っていましたw

 

礼金がある理由は、昔の風習です!

礼金はもともと、戦後に焼け野原で住むところがなくなってしまった人達が、新たに部屋を借りる際、家を貸してくれる大家さんにお礼の意味で渡したことが始まりです。

昔のそのなごりが残ってるだけです。

 

最近では、礼金への制度について納得いかない人が多く礼金ありだと入居者が集まらず、礼金なしの物件が増えています。

新築とかは、初期費用がかかっているのでその回収も込みで礼金をつけているところも多くあると思います。

 

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