
「三月のライオン」のアニメを見て、ハマったんだけど最近流行ってる「聖地巡礼」を私もやってみたいんだけど、どこをどうまわればいいのかわからない・・・
今回はそんな悩みを解決します。
巷では、推しの漫画・アニメの舞台になった「聖地巡礼」が流行っている。
少し前でいうところの、ドラマのロケ地巡りがそれに該当するだろうか。
ドラマの場合は実際にそこで撮影をしているのだからロケ地があるのは当然であるが、最近の漫画も、実際の風景を描写に取り入れているものが結構ある。
最も有名なのは、映画「君の名は」の四ツ谷駅周辺だろうか。
赤い手すりが印象的な急斜面階段ですれ違う二人。あの画と全く同じ構図で写真を撮れば、自分もアニメの世界観に入り込んだような気分になれそうだ。
私が最も好きな漫画、「3月のライオン」も、東京都内に聖地がある。
今回は実際に行ってきたので、2つのエリアに分けて、その魅力をご紹介したいと思う。
「三月のライオン」のあらすじ
物語は、中学生でプロ棋士になった桐山零が、川本姉妹や棋士仲間・高校の友人や恩師・たくさんの人々と出会うことによって、棋士としてまた人間として成長していくストーリー。
2011年マンガ大賞を受賞しており、その後アニメ化・映画化もされているため、知っている方も多いだろう。
「三月のライオン」の聖地
1月某日、私は千駄木にいた。
千駄木には将棋会館があり、零はもちろんのこと、宗谷や後藤も出入りしている場所だ。
彼らの張りつめた対戦や、松本と三角の漫才のような掛け合いが日夜行われている場所が、世界観そのままに実際に存在しているなんて。
こ洒落た駅前からちょっとお高い感じの住宅街を抜けると、ありました、将棋会館。
漫画に出てくるものと全く同じだ。
漫画と同じ構図で写真を撮る。
中に入ると、漫画と異なり、意外と子どもたちも多く見かけた。
どうやら将棋を習いに来ているらしい。
未来の藤井壮太さんやリアル零がこの中にいるかもと思うと、密かに胸熱である。
将棋グッズを売っているちょっとした売店もある。
記念にしようと思い、将棋マスキングテープを購入。(使い道はいまのところ未定)
将棋会館から徒歩数分の距離には、「鳩森神社」がある。
零が対局前に立ち寄る描写が何度か出てくるほか、松永七段が必勝祈願に訪れている神社だ。
私もここでお参りをし、零と藤井壮太さんの今後の活躍を祈った。
直後に引いたおみくじは鳩の形をしていて、なんともかわいい。中吉。
そしてお守りも購入。
ここの勝御守は受験生にも大人気だそうです。
続いて、零の自宅及び川本家のある「月島エリア」に行ってみよう。
月島エリアは、川を隔てて世界が一変する。
この中央大橋は零の住んでいるエリアと川本家をつなぐ橋で、この橋を渡るシーンは漫画にもよく出てくるが、近代的な建物が並ぶエリアと、下町情緒溢れる古い町並み、両方味わうことができる。
1巻の扉絵にも使われていた橋の下の謎オブジェ。
ここからは佃地区で、川本家の近く。
この赤い橋と銭湯の煙突は作中でも印象的な場所だ。
漫画では川本家は和菓子屋さんを営んでいるが、モデルとなったといわれている天安は佃煮屋さん。
この日は休業日で、中に入ることはできなかった。
川本家のようなレトロな建物がたくさん見られる。
家と家の隙間の路地って、なかなか見ないなと思う。
古い町並みならではの光景が、そしてそこで昔から暮らしている人たちの生活が見えるようだ。
遠くからモモちゃんの声が聞こえてきそう。
川本家の今日の夕飯は何だろう。
最後に、月島でもんじゃ焼きを食べた。
生まれて初めてのもんじゃ焼きは、「もんじゃ太郎」さん。(作中ではもんじゃ次郎)
頼むのはもちろん、作中にも登場した「鮭マヨネーズ」味。
店内には作者である羽海野チカ先生のサイン入りモモちゃんが飾ってあった。店主が一緒に写真を撮ってくれた。
この日は、人生で類を見ない、大充実の一日となった。
推しの世界を体験したいと思って挑んだ「聖地巡礼」だったが、いったことのない2つのエリアを深く知るキッカケにもなった。
今は、行った場所を思い出しながら、再び漫画やアニメを見返したい衝動に駆られている。
未体験の方には是非私と同じルートでいってみてください!
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